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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「22ジャンプストリート」 2014 

22ジャンプストリート (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 前作の高校に続いて、今度は大学への潜入捜査を命じられた二人。人気ドラマの映画版第2弾。

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感想

 今作では大学に潜入することになった二人。前作ではお互いを理解しようとする深みのあるテーマが含まれていたが、今回はそれぞれのキャラクターを活かしてひたすら笑わせていくスタイルになっている。もちろん、この単純明快なコメディのスタイルもありだ。

 

 元々キャラが正反対だった2人だが、それぞれ楽しく学生生活を送ろうとしたところ、その関係に亀裂が生じるようになる。「ブロマンス」と呼ぶらしいが、今回は男女の恋愛感情と変わらないような二人の嫉妬と焦りが入り乱れるコミカルな様子が軸となって展開していく。医者の前で二人が互いに思いをぶつけあい、カップルのカウンセリングみたいになっていたシーンは面白かった。

ブロマンス - Wikipedia

 

 今回も前作同様、たくさんの笑いの要素がふんだんに詰め込まれて気軽に楽しめる内容となっている。相変わらず細かいネタも多くて、伝わらない人には全く伝わらないのかもしれないが、気付くと楽しい。

 

 例えば、大学寮のある部屋にさりげなく往年のニューウェーブ・バンド、Devo(ディーボ)のポスターが貼ってあるシーンがあった。今どきの若者が何でそんなポスターを貼るのかとその時は不思議だったのだが、あとでこの映画の音楽をDevoのメンバー(マーク・マザーズボー)が担当していることを知り、そういうことかとニヤリとしてしまった。

 

 主演コンビの一人で筋肉脳の男を演じるチャニング・テイタムが、突き抜けた馬鹿っぷりを全力で演じる姿には素直に笑ってしまう。そして今回はもう一人の主人公の恋人と同部屋の女を演じるジリアン・ベルが良かった。皮肉屋で口が悪くて面白い。最初はチョイ役なのかと思っていたら段々と存在感を増していった。醜く罵り合いながら男とガチで殴り合っているのに、普通に爆笑できてしまうのは彼女の力のおかげだろう。

 

 続編なのに全くクォリティが落ちていない映画というのも珍しい。エンドロールまで貪欲に笑いを取りに来る姿勢にも好感が持てた。まだまだ続編が作れそうなパワーは残っていると思うが、最後のネタを見ると、今作ですべてを出し尽くしてこれで終わりにするつもりだったのかもしれない。

 

 

 

スタッフ/キャスト

監督/製作総指揮 フィル・ロード/クリストファー・ミラー

 

脚本/原案 マイケル・バコール

 

脚本 オーレン・ウジエル/ロドニー・ロスマン

 

原作    21 ジャンプストリート シーズン1 DVD-BOX (初回限定生産)

 

製作総指揮 ブライアン・ベル/タニア・ランドー/リード・カロリン/スティーブン・J・キャネル

 

原案/製作/出演 ジョナ・ヒル


製作/出演 チャニング・テイタム

 

出演 ピーター・ストーメア/アイス・キューブ/デイヴ・フランコ/アンバー・スティーヴンス/ワイアット・ラッセル/ジリアン・ベル/ニック・オファーマン/クレイグ・ロバーツ/マーク・エヴァン・ジャクソン/リチャード・グリエコ/*ロブ・リグル/*クィーン・ラティファ/*アンナ・ファリス/*ビル・ヘイダー/*パットン・オズワルト/*セス・ローゲン

*クレジットなし

 

音楽 マーク・マザーズボー

 

22ジャンプストリート - Wikipedia

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