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「ハンターキラー 潜航せよ」 2018

ハンターキラー 潜航せよ(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 ロシア近海でロシアとアメリカの原子力潜水艦が相次いで撃沈し、アメリカは詳細を探るため、現地に潜水艦と特殊部隊を派遣する。

 

感想

 ロシアのクーデターにアメリカが巻き込まれ、ハメられて世界大戦を引き起こした張本人に仕立てられそうになるのを阻止する物語だ。クーデターを起こし、戦争に向かって突き進むロシア国防相を止めるため、米軍が総力を挙げて監禁されたロシア大統領を救出する構図になっているのが面白い。

 

 作戦実行のために、現地に潜入していたわずか4人のネイビー・シールズたちが敵の本拠地に乗り込んでいく。いくらなんで無謀なのでは?と思わないでもないのだが、排除されて命からがら逃げだしたロシア大統領のSPと協力したりして、なかなかの熱い展開を見せる。彼らの援護のために海軍基地に向かう米国潜水艦も、途中で救出したロシア潜水艦の艦長の協力を得ており、米ロが仲良く危機に立ち向かっている。

 

 

 各所で海兵隊員たちやロシア大統領の側近たちが命をかけて敵と戦い、自己犠牲の精神を発揮する姿に目頭が熱くなっていたのだが、ある時点から段々と半笑いでそれを眺めるようになってしまった。いくらなんでもグッとくるシーンが多すぎる。もうお腹いっぱいなのに、次から次と料理が運ばれてくるみたいな感じだ。もう笑うしかない。

 

 そして終盤は、まずはロシアの艦長、それが駄目ならロシアの大統領と、ロシア側に頼りっ放しの展開となる。アメリカが手を出してしまうと戦争が始まってしまう恐れがあるからとはいえ、絶体絶命の危機的状況が訪れるたびにただ目をギュッとつむり、ロシアが何とかしてくれるのを待つ様子は、なかなかの他力本願ぶりだった。

 

 この手の映画のおいしい部分を寄せ集めたような映画で、ストーリーはめちゃくちゃなのだが、見ている間は十分楽しめた。話の中身は忘れてしまうが、なんか面白かった、という記憶だけが残るタイプの映画だ。嫌いじゃない。

 

スタッフ/キャスト

監督 ドノヴァン・マーシュ

 

原作 ハンターキラー 潜航せよ 上 (ハヤカワ文庫NV)


製作/出演 ジェラルド・バトラー

 

製作総指揮 クリスタ・キャンベル/ジェフリー・グリーンスタイン/ラティ・グロブマン/ケヴィン・キング/アヴィ・ラーナー/クリスティーン・オタール/アーン・シュミット/ハイディ・ジョー・マーケル

 

出演 ゲイリー・オールドマン/コモン/リンダ・カーデリーニ/トビー・スティーブンス/ミカエル・ニクヴィスト/カーター・マッキンタイア/マイケル・トルッコ/ライアン・マクパートリン/キャロライン・グッドール/リンダ・カーデリーニ/ミハイル・ゴア/イゴール・ジジキン/コーリイ・ジョンソン/デヴィッド・ギャーシー/シェーン・テイラー

 

ハンターキラー 潜航せよ(字幕版)

ハンターキラー 潜航せよ - Wikipedia

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