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BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「リンカーン」 2012

リンカーン(字幕版)

 

★★★★☆

 

監督/製作

bookcites.hatenadiary.com

 

 南北戦争にも終戦の兆しが見え、終戦後に黒人奴隷開放の機運が静まることを恐れた大統領リンカーンは、奴隷制廃止を定める憲法の修正条項法案の成立を急ぐ。

 

 アメリカの奴隷解放の動きが、純粋な人権問題としてなされたわけではない、っていうのが意外だった。戦争を終わらせるためならやむを得ない、という程度の人々の認識。

 

 D・カーネギーがその著書で、リンカーンに賛辞を送っているが、この映画を見ているとそれがよく分かる。決して人と激しく衝突したりせず、淡々としていて物静かで、だけど周囲の空気を和ませるために、小噺を始めたりする。それでいて、自分のやるべきことについては、回り道も辞さず着々と進めていく。

 

人を動かす 文庫版

人を動かす 文庫版

 

 

 そんな、リンカーンをダニエル・デイ=ルイスが良く演じている。きっとこんな人だったんだろうなと思わせる。

 

 リンカーンについてもだが、法案の可決のために議会工作の内幕を知る、という意味でも面白かった。可決のための票の計算と、その票を得るために反対派への切り崩し工作。たまにニュースでそんなワードを聞くことはあったが、実際はこんなことをしているんだな。

 

 黒人の開放を成し遂げ、歴史に残る男となったリンカーンだが、ネイティブ・アメリカンに対しては、真逆の対策を取っていたことをウィキペディアで知り、かなり引いた。結局、自分たちとは別の価値観を持つ文化は許容できないんだな、あの人達は。

エイブラハム・リンカーン - Wikipedia

 

原作

リンカーン(上) - 大統領選 (中公文庫)

リンカーン(上) - 大統領選 (中公文庫)

 

 

出演 ダニエル・デイ=ルイスサリー・フィールド/ジョゼフ・ゴードン=レヴィット/ジェームズ・スペイダーハル・ホルブルックジョン・ホークス/ティム・ブレイク・ネルソン/ブルース・マッギルデヴィッド・ストラザーントミー・リー・ジョーンズ 

 

リンカーン(字幕版)

リンカーン(字幕版)

 

リンカーン (映画) - Wikipedia

 

 

登場する人物

エイブラハム・リンカーン

 

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