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「10ミニッツ」 2019

10ミニッツ(字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 チームで銀行強盗を行うも予想外の展開で失敗した男は、裏切り者を探してメンバーそれぞれに会いに行く。

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 マイケル・チクリス、ブルース・ウィリスら出演。原題は「10 Minutes Gone」。96分。

 

感想

 チームで犯行中に弟を殺され、獲物まで奪われてしまった銀行強盗犯の男が主人公だ。弟の恋人と共にメンバーの裏切り者を探す。

 

 冒頭は、犯行前の彼らが計画の最終確認を行うシーンから始まる。ただそれをパブでやっているのがいきなりひっかかってしまった。わざわざ店のスタッフらがいる前でやる意味が分からない。こういうのは他に誰もいない密室でやるものだろう。

 

 

 そして簡単なはずだった犯行は、予期せぬ展開で失敗してしまう。仕事の依頼主であるボスに命を狙われた主人公は、裏切り者を探してメンバーに会いに行く。

 

 ここでも、失敗後にチームが流れ解散になっていることに違和感がある。普通は再集合するなり、連絡を取り合うなりして、今後の方針を決めそうなものだ。彼らはこのために集まったメンバーではなく、それなりに顔見知りだったのだからなおさらだ。

 

 主人公はメンバーと一人ずつ対峙し、何が起きたのかを確認し、事実を明らかにしようとする。無茶なやり方をするなとか、結局最終的には殺すのかとか、気になる点は多いが、それなりに見応えはあった。主演のマイケル・チクリスには惹きつける演技力がある。

 

 メンバー全員と会うも裏切り者は見つからず、では誰だったのか?となったところで意外な人物が正体を現すのがクライマックスだ。だが正直なところ驚きはなく、そういうことならそうでしょうねと素直にうなずいてしまった。冒頭に抱いた違和感は間違っていなかったわけだ。

 全体的に真相を知りたいと思わせるようなドラマに欠け、形式的に展開するだけになっている。最後だけ取ってつけたように粋でクールになるのが、なんか面白い。

 

スタッフ/キャスト

監督 ブライアン・A・ミラー

 

脚本 ケルヴィン・マオ/ジェフ・ジングル

 

出演 マイケル・チクリス/ブルース・ウィリス/メドウ・ウィリアムズ/テキサス・バトル

 

10ミニッツ(字幕版)

10ミニッツ(字幕版)

  • マイケル・チクリス
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10ミニッツ - Wikipedia

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