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「ちょっとピンぼけ」 1956

 ちょっとピンぼけ (文春文庫)

 

 第二次世界大戦末期のキャパの手記。

 

 戦争のお話というよりは恋のお話という感じがした。読む前は、キャパというのは戦争の現実を伝えるために動いていた人物だというイメージだったが、読んでみるとそのイメージは変わった。どちらかというと生活のために活動をしていたという印象が強い。

 

 ただ、それでも敢えて生命の危機を脅かされるような戦場にわざわざ自ら出向いていくというのは信じ難い。最初は生活のためだったのかもしれないが、それでもやはり何かの使命感に突き動かされていたということなのだろうか。それとも彼もカメラを武器に戦っていたということなのだろうか。到底、彼の行動を理解できそうもない。

 

 ただこの手記の中での彼の言動や兵士達との接し方にはいい奴ぶりが表れていて、やはりいい写真をとることが出来るのは人間味あふれるいい奴じゃないと、ということを改めて思った。

 

著者

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ちょっとピンぼけ (文春文庫)

ちょっとピンぼけ (文春文庫)

 

 

 

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