内容
津田寛治、小栗旬、戸田菜穂ら出演。109分。
感想
凶悪する少年犯罪。ニュースでよく犯人がどうしてこんなことを起こしたのか分からない、心の闇を探る、なんて深刻そうな顔をしてやっているが、それがいけないのでは?と思ってしまう。大抵の猟奇的な少年犯罪は自己顕示欲や、他者を他者として認められない自己本位な思い上がりに起因しているような気がする。つまり「こども」だってことだ。
幼稚な好奇心で行った犯罪だから一般的な感覚では理解不能、という事になる。子供はそんな犯罪を行い易いがノウハウは無く、大人はノウハウはあるが一般的感覚を備えている。一般的感覚を備えられなかった大人と、ノウハウを得てしまった子供だけがそんな犯罪を起こす。そんな人間をテレビで深刻そうな顔して取り上げてたら、幼稚な人間を羨ましがらせ、ノウハウを蓄積させてしまう。「馬鹿ですね。」と切り捨ててればいいのに、といつも思ってしまう。
それでこの映画についてだが、ただただ小栗旬演じる少年をモンスターのように描こうとしていて、なんだか薄っぺらい。言葉遣いがお上品なのも嘘臭い。きっと眉をしかめて少年犯罪のニュースを真剣に見ている人たちは、犯人に対してこんなイメージをしているのだろう。
ただ終盤の映画の雰囲気は悪くなかった。内藤剛志のキレ具合や津田寛治のみせる執念など、出ている役者の演技も良かった。小栗旬はそうでもなかったが、設定で損してるのかもしれない。
控えめなシックスセンスのパロディ?が微笑ましかった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 藤原健一
脚本 江面貴亮
出演 内藤剛志/津田寛治/小栗旬/戸田菜穂/水川あさみ/榊英雄/山田辰夫/伊藤かずえ/菅田俊
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