内容
吉原遊郭を描いた作品。
感想
監督した蜷川実花は、写真家だけあって映像にはこだわりを感じた。色鮮やかな衣装や構図。でも、それだけ。
とりあえずストーリがつまらなさ過ぎる。というかありきたり過ぎだ。気鋭の女性スタッフが集結したとか言ってるが、どうにも自己満足なだけというか。なんだかんだあっても、やっぱりずっと自分を見守ってくれる男がいいよね、みたいな女目線が多すぎて。遊郭お決まりの女同士の争いも迫力が足りないし、色事の描写も不十分。とにかくドロドロしたところが足りない。とりあえず、男はこれを見て面白いとは思わないと思う。女もどうだろうか。
主役の土屋アンナ演じる女も、なんで人気遊女になったのかが見えない。ただのガラの悪い女にしか見えなかった。基本的に役者のキャスティングもいまいちだ。木村佳乃って。女性に好感を持たれそうな女優ばかりが集められたような感がある。女性に好かれる女優というのは、基本的にセクシーさが足りない人が多い。オードリー・ヘプバーンとか。
最後まで見てるのが疲れた。
スタッフ/キャスト
監督 蜷川実花
脚本 タナダユキ
出演 土屋アンナ/安藤政信/木村佳乃/夏木マリ/椎名桔平/成宮寛貴/菅野美穂/永瀬正敏/遠藤憲一/石橋蓮司/津田寛治/長塚圭史/SABU/小栗旬/山本浩司/会田誠/庵野秀明/忌野清志郎/大森南朋/ゴリ(ガレッジセール)/渋川清彦
音楽 椎名林檎