★★☆☆☆
内容
アカデミー賞作品賞。
感想
今も世界のどこかの片隅で繰り広げられていそうな物語。
初めは娘が一気に年を重ねるのでついていけなかった。前半は駄目な母親としっかりした娘という展開で、次第に娘が母親を疎ましく感じていくような印象。物語が進んでいくうちにようやく、ああこれは母と娘の物語なんだな、と気づく。
若くして結婚して子供が生まれ、気づくと旦那が浮気していて夫婦喧嘩して、結局自分も浮気をしてしまう。子供はそれを見てひねくれて。なんだかどこにでもありそうな風景で。だけど、みんなそれぞれの人生を精一杯生きている。
宇宙飛行士のジャック・ニコルソンの存在が、そんなお話にスパイスとなって利いている。どこか常人離れした雰囲気で、だけどまともな人間でありたいと思っている。
後半はあまり個人的には好きじゃない展開。確かにこういうことというのは人の人生にあり得ることだが、なんだか冷める。ずるい。
人の一生を淡々とエピソードだけをかいつまんで描いている様な、なんだか核のない映画。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 ジェームズ・L・ブルックス
出演 シャーリー・マクレーン/デブラ・ウィンガー
ジョン・リスゴー/ジェフ・ダニエルズ/ダニー・デヴィート/(声)A・ブルックス
撮影 アンジェイ・バートコウィアク
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