★★★★★
あらすじ
妻子を殺された男が復讐のために仇を追う。
感想
相変わらずクリント・イーストウッドがカッコいい。
孤高の一匹狼というイメージがある「アウトロー」なのに、桃太郎のように次々と仲間が増えていくのが面白い。それもクリント・イーストウッド演じる主人公の人柄なのだが。寡黙で人当たりが良いわけでもないが、その行動でみんなに頼られていく。
ストーリーもそれぞれのセリフも粋でいい。ちゃんと伏線が効いていて気持ちいいくらいだ。決戦を前に自分の心情を語りだす主人公が、そんな柄でもないとばかりに、相棒のインディアンにすかされるシーンは、思わずニヤリとしてしまった。
最後に一人で敵に立ち向かう主人公の背後から、寝ているはずの仲間たちが一斉に銃を出し、援護する場面は胸が熱くなった。
復讐は絶対にあきらめないが、基本的には互いに争わずに過ごしたい、という主人公の思いが伝わるような映画だった。面白かった。
スタッフ/キャスト
監督/出演
脚本 フィリップ・カウフマン/ソニア・シャーナス
原作 The Outlaw Josey Wales (Classic Film Collection)
出演
チーフ・ダン・ジョージ/サム・ボトムズ/シェブ・ウーリー/マット・クラーク/ソンドラ・ロック/ウィル・サンプソン/ジョン・ヴァーノン