★★★☆☆
監督
足を怪我し車椅子で療養生活を送るカメラマンは暇つぶしに裏窓から近隣住人の生活を覗き見る。
このときもそうかもしれないがただの覗きだな、と。一応カメラマンという好奇心旺盛な人間だから、と言い訳してるが。見られる側もプライバシーを気にしないのか開けっぴろげだが。
まるで舞台を見ているかのようにそれぞれの窓からそれぞれの人生が見えてくる。誰の人生もこうやって見るとドラマチックに見えるのだろうか。
主人公がある住民の様子の異変に気付き物語は進んでいくが、これ、主人公のただの妄想ということで終わってたら面白かったのに、って思った。主人公の推理がすべて当たっていたわけだけどなんだか説得力に欠ける。観てるこっちは本当にそうっだったの?って逆に驚かされた。
グレース・ケリーが美人過ぎる。登場すると何か場違いなところに現れたような違和感すら覚える。
よく考えるとほぼ主人公の部屋のシーンだけで成り立っている映画だったな、と。
出演
ジェームズ・ステュアート