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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「めまい」 1958

めまい (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 事故で高所恐怖症になり警察を辞めた男が、古い友人から何かに憑りつかれたような行動をする妻の調査を頼まれる。

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感想

 冒頭のアクションから、謎の行動を繰り返す女を追うミステリー、そして突然のラブロマンス、それから心を病んだ男の執拗な執着を描くサイコスリラーと、目まぐるしく表情が変わる映画だ。

 

 そんな中、死んだ愛する女と瓜二つの女に付きまとい、服装や髪形を同じにするよう執拗に要求する主人公の姿は恐ろしかった。気持ちは分からないでもないが、それを実行しようとするのは狂気じみている。このことが後のストーリーにつながっていくので伏線としては理解できるが、別に物語としてここでハッピーエンド風に終わってしまうこともあり得るわけで、そう考えると冷や冷やした。

 

 

 映画は構図や色づかい、カメラワーク等の映像表現が凝っていて見ごたえがある。いわゆる「めまいショット」と呼ばれるものが代表的ではあるが、その他ではオープニングの映像と主人公がうつ病にかかるときの映像表現が印象的だった。観ている自分までもが、めまいを覚える世界の中に引きずり込まれるような感覚に陥る。

 

 様々な表情を見せる映画だが、この映画の中心であるはずの事件はほとんどクローズアップされず、それに巻き込まれた主人公の心理描写が中心となっているのは面白い仕組みかもしれない。冒頭の高所恐怖症のくだりも、忘れてしまうほどしばらくはなりを潜めていたが、中盤に突然それが意味を持ちだしてくるのもうまい流れだった。

 

スタッフ/キャスト

監督/製作

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原作 めまい

 

出演 ジェームズ・ステュアート/キム・ノヴァク/バーバラ・ベル・ゲデス/ヘンリー・ジョーンズ

 

音楽 バーナード・ハーマン

 

めまい (字幕版)

めまい (字幕版)

  • ジェームズ・スチュワート
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めまい (映画) - Wikipedia

 

 

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