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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「いろんな気持ちが本当の気持ち」 2005

いろんな気持ちが本当の気持ち (ちくま文庫) 

★★★☆☆

 

内容

 各所で掲載されたエッセイを集めたもの。

 

感想

 まさに寄せ集めと言うべきまとまりの内容。別に問題ないが。

 

 この人はすごい割り切っている人だな、と感じる。好きなものは好き、みんなが好きだというものでも興味がなかったり好きじゃないものには好きじゃないとはっきり言う人だ。だから、周りの反応を気にせず好きなものについて語っている印象がある。実は好きなんですよーとか変な前ふりの言い訳がない。

 

 

 表題となっているエッセイはまさにそうだなぁと思う。どんな場面でも自分の気持ちはめまぐるしく変化する。楽しいけどつまらなく感じたり、悲しいけど嬉しかったり。いろんな感情がぐるぐるとまわっている。自分の気持ちを口に出して表現するときは、きっとその場にふさわしい言葉を口にするが、本当の気持ちを正確に表そうとするとすると表題の言葉でしか答えられないのかもしれない。

 

 最後の補足は蛇足かな、と。

 

著者

bookcites.hatenadiary.com

  

 

 

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