★★★★☆
内容
モータウン黄金時代を支えたバックミュージシャンたちに迫るドキュメンタリー。
原題は「Standing in the Shadows of Motown」。
感想
モータウンの数々のヒット曲に関わってきた彼らなのに当時の映像がほとんどなく、本当に陰の存在だったことがよく分かる。そして彼らの中に白人が混じっていたことも意外だった。黒人メインの社会でも音楽が仲介して普通に白人が入っていくし、それを迎え入れてもいた。
自動車産業の中心の工業地帯に人が集まり、文化が生まれていく。彼らもただの労働者ではなく、人生も楽しもうとしていたからだろう。日本ではあまりそういったことがないような気がする。福岡とか広島とかがそれにあたるのか。
当時はスポットライトの当たらなかった彼らだが、時を経て正しく彼らを評価する人たちが現れるのは素晴らしいことだ。観客が彼らの功績を称え、拍手を送るライブシーンは感動的だった。
スタッフ/キャスト
監督 ポール・ジャストマン
出演 ファンク・ブラザース/ジェームズ・ジェマーソン/スティーヴィー・ワンダー
マービン・ゲイ/チャカ・カーン/ベン・ハーパー/ブーツィー・コリンズ/ミシェル・ンデゲオチェロ/ジョーン・オズボーン/ジェラルド・レヴァート/モンテル・ジョーダン