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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「マイティ・ハート/愛と絆」 2007

ア・マイティ・ハート (字幕版)

★★★★☆

 

 パキスタンで取材中に誘拐されたアメリカ人記者の救出に全力を尽くす妻と関係者たち。

 

 自分たちではなく、自分の国が原因で誘拐されてしまうのはどんな気持ちだろう。もしかしたら彼ら自身も自分の国の政策に批判的であったかもしれないのに。だけど外国の人間から見たらそんな事は関係ないのだろう。全員同じだ。

 

 混沌とした街の複雑な背景を持った人物相関。なかなか犯人にたどり着けない捜査。ジリジリしながら日々が過ぎていく。妻や関係者にとってはつらい日々だ。彼らと共にいる捜査関係者にとっても気の抜けない日々。

 

 そして最悪の結末。すべてが徒労に終わり、疲労だけが残る。こんな終わり方ないよなと思ってしまうが事実を基にした映画なのだから仕方がない。現実はとてつもなく理不尽だ。

 

 こうやって観ているとやはりテロに屈することは出来ないと感じる。どんなに建設的な提案でもこんな方法で要求されたらそれを受け入れることは出来ない。北風と太陽じゃないが、こんな対応をされたら身を固くしてしまう。犠牲となってしまった当事者にはたまらないが。形だけでもなんとか自国民を救出しようとする姿勢を見せるアメリカ政府の対応は評価できる。日本なら自己責任とかわけわからないこと言われて切り捨てられそうだけど。

 

 不安に脅かされながらもなんとか正気を保とうとする妻役のアンジェリーナ・ジョリーが好演。こらえきれずに別室で感情を爆発させ、戻ってくるときには平常を装うとする姿もリアルだ。

 

監督 マイケル・ウィンターボトム

 

原作 マイティ・ハート―新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死

 

製作

bookcites.hatenadiary.com

 

出演 アンジェリーナ・ジョリー/ダン・ファターマン/イルファン・カーン/アーチー・パンジャビ/ウィル・パットン/デニス・オヘア

 

ア・マイティ・ハート (字幕版)
 

マイティ・ハート/愛と絆 - Wikipedia

 

 

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