★★★★☆
感想
最初の封筒を使ってのくだりは興味深い。パソコンについての話は今となっては全然役に立たないが、その思想は現在でも使える。20年でパソコンの世界はものすごい発展したんだと、この本の趣旨とは違うところで感心した。
まだパソコンが爆発的に普及・発展する夜明け前といった頃に書かれたものだが、著者はそれを見越している。そのため、これまでのやり方とこれからは革命的に変わると色々と説明していて、親切といえるかもしれないがそれが若干くどい。
きっとパソコンでいろんなことができるようになっているという未来が見えているのに、この時点では現実的にはこれぐらいしか書くことができないと、歯がゆかったのかもしれない。
著者
野口悠紀雄
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