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「フェア・ゲーム」 2010

フェア・ゲーム (字幕版)

★★★☆☆

 

 大統領がイラク戦争の根拠としたイラク大量破壊兵器保有に疑義を唱えた元外交官が、報復として妻がCIAのエージェントであることを暴露される。実話に基づく物語。

 

 とにかく戦争をする理由がほしい大統領と、いくら調査をしてもその理由を発見・断定できないCIA当局。結局大統領側から圧力がかかり、それに疑問や反発を感じながらも最終的には忖度して追従していく職員たち。そんな中、不正にどうしても納得できずに声を上げた人間に対しては、卑怯な手口で一丸となって徹底的に潰そうとする。

 

 なにやら最近の日本の状況を思い浮かべてしまう。アメリカだって官僚は忖度する。ただこれを見ていて日本人として暗い気持ちになってしまうのは、日本では三権分立がまともに機能していないという事。アメリカであれば、司法がちゃんと自らの仕事をして徹底的に調査するが、日本では相手の顔色を窺いながら恐る恐るそれをしているだけ。

 

 合衆国政府の疑惑に対して声を上げたショーン・ペン演じる元外交官も、民主主義が正しく機能することを信じるからこそ、その行動が取れたはず。そして、こうやって当時を検証するような映画すら作られている。

 

 おそらくこの事件についての知識が頭に入っている人には問題ないのかもしれないが、あまり良く知らない人間にとっては少し分かりづらく、映画としては今ひとつといった所。 

 

監督/製作/撮影 ダグ・リーマン

 

原作 ジョゼフ・ウィルソンヴァレリー・プレイム

 

出演 ナオミ・ワッツショーン・ペンサム・シェパードノア・エメリッヒブルース・マッギルマイケル・ケリー

 

フェア・ゲーム (字幕版)
 

フェア・ゲーム (2010年の映画) - Wikipedia

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