★★★☆☆
あらすじ
瀕死の重傷を負いながらも奇跡的に回復し、戦車の気持ちが分かる不思議な能力を手に入れた戦車兵が、神出鬼没の謎の敵国の戦車「ホワイトタイガー」の撃破を命じられる。ロシア映画。
感想
ほとんど戦車のことは分からないが、この映画は戦車がメインの戦争映画ということで戦車好きにはたまらない映画となっているらしい。ホワイトタイガーはタイガーIを改良したもの。戦争映画は数あれど、戦車をメインにした映画というのは、意外と少ないのかもしれない。
戦車はまさに鉄の塊といった感じで迫力があるのに、敵がすぐ近くにいても意外と気づかないという、鈍感で少し抜けた所が面白い。
映画は、主人公が負傷しても、戦闘に負けても勝っても、戦争に勝っても、大げさな演出はしないで常に淡々としている。こういう映画にありがちな戦争の愚かさ、悲惨さ、ヒューマニズムなどといったものをまったく全面に押し出していない。
そしてホワイトタイガーの謎も解明されず、最後はヒトラーらしき人物の語りで映画は終わる。まるで、良い悪いではなく戦争は繰り返されるもので、決して無くなることはないのだ、というメッセージが込められているようだった。
もしくは、淡々とした映画の中で唯一、戦車の連隊が進軍するときにだけ、軽く勇壮な音楽が流れたので、もしかしたら、ただたくさんの戦車を撮りたかっただけなのかもしれない。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 カレン・シャフナザーロフ
出演 アレクセイ・ヴェルトコフ/ヴィタリー・キシュチェンコ/ヴァレリー・グリシュコ/ヴラディミール・イリン
ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火 - Wikipedia
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