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「イリュージョン」 2011

イリュージョン(字幕版)

★★★☆☆

 

 アメリカからフランスの接近禁止令が出ている元妻と娘に会いに行った男は、あるパーティーで一人の女と知り合う。

 

 無理やり妻と娘に会うことで何か事件が起きるのかと思えば起きず、怪しい仕事に就いたことから事件に巻き込まれるのかと思えばそうでもなく、知り合った謎の女の驚きの事実から何かが始まるわけでもなく、一貫して何かが起きそうなのに、結局何も起きないまま終わってしまう思わせぶりな映画。

 

 正直良くわからなかった。英語タイトルの「The Woman in the Fifth」からも謎の女の存在が物語のカギを握るのだとは思うが、この女が登場してから何かが色々起き出したという印象もない。よくよく考えれば、そもそも接近禁止令が出ているのに、主人公がその元妻と娘に会いに行っている最初の時点でおかしいわけで、もしかしたら作家でもある主人公が生み出した架空の存在なのかもしれない。

 

 主人公が荷物を盗まれたところまでなのか、怪しいバイトを始めたところまでなのかそれはよくわからないが、どこかの時点までは実際に起きたことで、そこからは彼の想像というか妄想が入り混じってしまったということか。あるいは彼が構想する小説のようなものかもしれない。現実と彼の頭の中のイメージが混じり合ったような不思議な映画となっている。

 

 わかりやすい物語を求めている人にはダメかもしれないが、抽象的な表現でイメージを喚起するような映画というのもあるわけで、そういう映画が好みの人には良いのかもしれない。個人的には良く分からなかったが、でもだからといって嫌じゃない映画だった。

 

監督/脚本 パヴェル・パヴリコフスキー

 

出演 イーサン・ホーククリスティン・スコット・トーマス/ヨアンナ・クーリグ

 

イリュージョン(字幕版)

イリュージョン(字幕版)

 

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