BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「トータル・リコール」 2012

トータル・リコール 劇場版 (字幕版)

★★★☆☆

 

 戦争により地球は汚染され、富裕層と労働者が別々の限られた居住可能な地域に住む世界。毎夜悪夢にうなされていた労働者の男は、記憶を弄ってどんな夢も叶えるリコール社に興味を持ち訪れる。

 

 場所的にイギリスとオーストラリアの位置だけが汚染を免れた地域で、それぞれ富裕層と労働者が住んでいる。ただ、この二つの地域だけが汚染されなかったって、映画の中では語られてはいないのだが、どんな世界戦争があったのだろうと気になってしまった。オーストラリアは何となく分かるが。中東と中国とアメリカの三つ巴の戦争だろうか。

 

 コリン・ファレル演じる主人公がリコール社で記憶を弄っている間に事件が起きてから、ノンストップでアクションが続く。ああこれ、もうリコール社のアトラクションが始まったということなんだろうな、ラストは夢から醒めて終了か、なんて分かった気になって、話半分で見ているような感じだったが、どうもそうではないらしいということが段々分かってくる。主人公が繰り返し見た悪夢がヒントだったというわけか。

 

 ただそれでも心の何処かでは、何やってんの、これ?というスッキリしない気持ちがわだかまっていて、いまいち映画に乗り切れない自分がいた。主人公は記憶を失った状態で、ただ追われているから逃げているだけで、特に目的はない。それだけにケイト・ベッキンセイル演じる追手のしつこさが過剰に感じてしまった。

 

 もう少し主人公のすごさをセリフ以外で描いてほしかったし、悪役となる富裕層側の人間たちのヒールぶりもちゃんと描いてほしかった。その辺りがセリフで語られるのみなので、リアリティに欠け、物語に説得力を感じなかった。

 

 同じ原作で昔作られたアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画は、とにかくCGが凄い映画(しかも予告編だけが素晴らしかった)という記憶があるのだが、この映画はもう今どき珍しくもないレベルのCGでしかなくて、その辺の面白みもない。かといって、SF映画の名作にあるような深みもあるわけでもない。ただ普通のアクション映画として、それなりに楽しめる映画とはなっている。

 

監督/製作総指揮 レン・ワイズマン

 

脚本/原案 カート・ウィマー

 

原作 追憶売ります (1978年) (ハヤカワ文庫―SF)

 

出演

bookcites.hatenadiary.com

ケイト・ベッキンセイルジェシカ・ビールブライアン・クランストン/ボキーム・ウッドバインジョン・チョー/ウィル・ユン・リー/ビル・ナイ

 

トータル・リコール (2012年の映画) - Wikipedia

トータル・リコール | 映画 | 無料動画GYAO!

 

 

関連する作品

原作が同じ映画作品 

トータル・リコール [DVD]

トータル・リコール [DVD]

 

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com