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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「雲のむこう、約束の場所」 2004

雲のむこう、約束の場所

★★★☆☆

 

 戦後、日本が津軽海峡で南北に分かれた世界で、北側にある巨大な塔に行こうと飛行機を組み立てる二人の少年とそれを見守る少女。

 

 何が起きたのかは分からないが、実際とは違い日本が分断されてしまった世界。そして、北側に建てられた天にも届くような大きな塔は、パラレルワールドにつながっているらしい。この物語自体がパラレルワールドの物語となっている構造で、色々と想像力を掻き立てられて面白い。まるで現行世界から、パラレルワールドの一つを覗いているみたいだ。

 

 ここまでの設定はなんとなく理解できて受け入れられるのだが、一人の少女の夢が並行宇宙の侵食を防いでいる、というのがいまいちピンとこない。このあたりは雰囲気で見るしかないのが、若干辛かった。

 

 色々と面白い設定とはなっているが、その中で描かれた一つの青春物語として見ればいいのだと思う。永遠と思われた青春時代の挫折。そんな青春時代のやり残しを、時を経て悔いなくやりきるという、現実世界ではあまり実現しないような夢のような出来事を描いている。

 

 主人公と少女が夢の中で手をつないだ瞬間の過剰な演出や、クライマックスを映像と歌だけで見せる演出は、なんとなく昔のアニメのようでいい意味でレトロな懐かしい気分になる。まるで自分の青春時代が蘇ってくるような。

 

監督/脚本/製作総指揮 新海誠

 

出演(声)

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萩原聖人南里侑香石塚運昇井沢元彦/水野理紗/木内秀信/中川里江

 

雲のむこう、約束の場所

雲のむこう、約束の場所

 

雲のむこう、約束の場所 - Wikipedia

 

 

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