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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ベイマックス」 2014

ベイマックス (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 兄の事故死に不審を感じた弟は、兄の遺したロボット「ベイマックス」と兄の友人たちと共にその真相を探る。 

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感想

 物語の舞台となる架空の都市「サンフランソウキョウ」の描写が面白い。ぱっと見はサンフランシスコなのだが、ディテールは日本風味。 細かな部分まで手を抜かずに作りこまれていて、画面の隅々までチェックしたくなる。

 

 死んだ兄が遺したケアロボット「ベイマックス」。大きくてふんわりとした見た目と、とぼけた感じの動きやしぐさで可愛らしい。CGアニメなんだからそこまでしなくていいのに、ちゃんとロボットの素材やら機構やらがちゃんと論理的に説明されていてこだわりが感じられる。こういうところからリアリティは生まれるのだと、あらためて思い知らされる。

 

 

 物語はテンポよく進んで小気味がいい。このあたりはこれを観る子供たちの気を散らさないよう気を使っているのだろうが、大人にとってもありがたい。映画館ならともかく家だと、最近は少しでも変な間があるとすぐにスマホに手が伸びそうになってしまう。

 

 大好きだった兄の死を乗り越え、仲間と共に改めて人生の次の一歩を踏み出すまでの少年の成長を描いている。彼を見守るベイマックスのラストがベタなように見せといて、ベタじゃなかったのが良かった。ただその分、ベイマックスは結局「機械」なんだなと、少し冷静になってしまったような気もするが。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ドン・ホール

 

監督 クリス・ウィリアムズ

 

原作 Big Hero 6 (2009) #1 (of 5) (English Edition)

 

製作総指揮 ジョン・ラセター

 

出演(声) スコット・アドシット/ライアン・ポッター/ダニエル・ヘニー/ T・J・ミラー/ジェイミー・チャン/デイモン・ウェイアンズ・Jr/ジェネシス・ロドリゲス/ジェームズ・クロムウェル/アラン・テュディック/マーヤ・ルドルフ/エイブラハム・ベンルービ/ケイティ・ロウズ/スタン・リー

 

ベイマックス (字幕版)

ベイマックス - Wikipedia

 

 

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