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「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」 2011

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝 スペシャル・プライス [DVD]

★★★☆☆

 

あらすじ

 60年ぶりの大砂嵐が迫る砂漠の宿では、様々な理由で続々と人が集まっていた。

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 前作「 ドラゴン・イン/新龍門客棧」の後日譚。121分。

 

感想

 冒頭からどうもうまく話に入っていけない気がしていたのだが、続編だったからだった。それを知らずに観ていたので、その部分はもっとちゃんと説明して欲しい、と思う場面が多かったのだが、前作を観ていればすんなりと腑に落ちていたのかもしれない。

 

 それから、これもそのせいなのかもしれないが、最初はジェット・リー演じる反乱分子と宮廷役人たちの戦いだったはずなのに、中盤に唐突に砂漠の秘宝の話になる。これもまた話を分かりにくくさせている。整理すると、様々な思惑を持った人間たちが偶然に一つの宿に集まったということか。

 

 

 それよりも、皆で協力して財宝を手に入れようとしていた所に、喧嘩している奴らがやって来てしまったという方が正確か。彼らにしてみれば想定外の災難だったということになる。色々言われていたが、主人公たちの事は放っておいて粛々と財宝探しをすればよかった。主人公と敵を勝手に戦わせておいて、もし敵が勝ったらその時初めて対策を考えれば良かったような気がする。

 

 ジェット・リーというアクションスターが出ているので、激しいアクションシーンはあるのだが、そのほとんどがCGを多用していて、いまいち盛り上がれない。CGを使うのなら、ジェット・リーじゃなくて誰でもいいしなと気持ちが萎えてしまう。

 

 それから、CGを使いたいからなのか、やたら話のスケールがでかくなるのもめんどくさい。前作とのつながりのためなのかもしれないが、壮大で華やかな宮廷の様子なんてわざわざ描かなくても、明の時代の砂漠の中のとある小さな宿で…と言うだけでいい。中国映画によくありがちで、「スケールでかくしないと病」に罹っているとしか思えない。音楽が一本調子なのも気になる。

 

 一方で、他の映画で見た時は全然良いと思えなかった女優のジョウ・シュンが、かなり良かった。あまり可愛らしさを感じないキリッとした顔と低い声が、孤独な女剣客役にピッタリとはまっていた。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/製作 ツイ・ハーク

 

出演 ジェット・リー/ジョウ・シュン/チェン・クン/リー・ユーチュン/グイ・ルンメイ/メイヴィス・ファン/ルイス・ファン

 

音楽 ウィリアム・フー

 

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝 - Wikipedia

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前作

「ドラゴン・イン/新龍門客棧 」

 

 

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