★☆☆☆☆
あらすじ
富裕層が人間狩りのゲームを楽しむ近未来。生き残れば自由の身になることを条件に、狩りのターゲットになった終身刑の男。
ブルース・ウィリス出演。1994年の映画「サバイビング・ゲーム」のリメイク作品。原題は「Apex」。94分。
感想
ブルース・ウィリス演じる男を、6人の金持ちたちが狩る物語だ。狩りのために集合した男女は、早朝のゴルフにやって来たオジサンたちくらいのノリで、だらけた雰囲気を漂わせている。
これもいざ狩りが始まれば皆真剣になるのだろうと思っていたのだが、一向になりはしなかった。相変わらず皆で固まってグダグダと駄弁っているだけだ。獲物を探す様子はさらさらなく、なんだこれ?と思っていたらいきなり仲間同士で殺し合いが始まった。
皆がピリピリとしていたのならこの展開もありなのだろうが、空気は弛緩したままだ。だらだらと喋りながら唐突に相手を殺し始めるのでポカンとしてしまう。皆武器を携帯しているのだからいつでも攻撃できるわけで、殺す時と殺さない時の違いがよく分からない。
そして獲物のはずの主人公は、ぶつくさと罵りの言葉を吐きながら森を徘徊するだけだ。ハンターたちに狙われることもなく、蚊帳の外にいる。
全く面白くないどころか意味不明の参加者同士の殺し合いが落ち着いたところで、ようやく生き残った者たちと主人公の対決が始まる。だがいきなり「どこにいるんだ?出て来い!」とか叫びだしてズッコケてしまった。これではまったく狩りの醍醐味がない。挙句の果てには助っ人を追加で呼んだりして、もはやゲームとしての体をなしていなかった。
それでも真剣にゲームに取り組んでいたのなら、無茶な行動も悔しかったのだろうなとまだ納得できるが、そんな気配は微塵もなかった。急にやる気を出されてもどうした?と戸惑うだけだ。そもそも彼らがこのゲームをやる意味があったのかさえよく分からなくなってきた。
ラスボスの狂気を描きたかったようだが、普通にみんな狂っているのかな?と思ってしまうくらい、理解不能の物語だ。真面目にやっているのかふざけているのかすらよく分からなかった。
導入部分のショボいアクションですでに嫌な予感はしていたが、それが的中してしまった。最初から最後まで何一つ心が動かない映画だ。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 エドワード・ドレイク
脚本 コーリー・ラージ
出演 ニール・マクドノー/ブルース・ウィリス/アレクシア・ファスト/ロックリン・マンロー
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