★★★★☆
あらすじ
上司との人間関係に嫌気がさした三人組は起業するが、騙されて金銭的に追い詰められ、復讐を兼ねた誘拐を計画する。
感想
起業するも騙され、復讐のために誘拐を計画した三人組の物語だ。もはやタイトルのモンスター上司は関係なく、おバカな三人組の犯罪コメディーとなっている。とはいえ前作も実は犯罪コメディーだったのだが。前作からセクハラ上司とパワハラ上司も再登場していて、前作の美味しいところだけをうまく再利用してパワーアップしている印象だ。彼らのキャラクターを理解しているのですんなりと入っていける。
今回もメインの三人が良いコンビネーションを見せていて、コンスタントに笑わせてくれる。彼らのやることなすことすべてが馬鹿すぎて、最初は呆れてしまうのだが、あまりにも突き抜けているのでもはや笑うしかなくなってくる感覚だ。中盤からはもはや無批判にただただ笑っていた。前作に続いて登場するジェニファー・アニストン、ケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックスら豪華役者陣も相変わらずいい仕事をしている。
それから妙に映画ネタが多いのも映画好きの心をくすぐる。特に最近見直したばかりの「ファイトクラブ」のネタは、このシーン、なんだかファイトクラブみたいだなと思っていたら、絶妙のタイミングでツッコミが入って爆笑してしまった。その他、このシーンはあの映画を引用しているのか？と思ってしまうようなシーンがたくさんあって興味深かった。
ドタバタを繰り返しながらも三人組はなんとか誘拐を実行していく。本格的な誘拐計画を立てておいてのグダグダな本番は笑いの連続だった。最後もいい感じに話が収まって、気分良く映画を見終えることが出来た。個人的には前作よりも今作の方が好きだ。
スタッフ／キャスト
監督／脚本／原案 ショーン・アンダース
原案 ジョン・フランシス・デイリー／ジョナサン・ゴールドスタイン
原案／製作 ジョン・モリス
製作 ブレット・ラトナー／ジェイ・スターン
出演 ジェイソン・ベイトマン／チャーリー・デイ／ジェイソン・サダイキス／ジェニファー・アニストン／クリス・パイン／クリストフ・ヴァルツ／ケヴィン・スペイシー／ジョナサン・バンクス
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