★★★★☆
あらすじ
隠居生活を送るおばさんに会うため、ロンドンの一家とともにペルーにやってきたパディントン。
「くまのパディントン」を基にした映画シリーズ第3作目。アントニオ・バンデラスら出演。原題は「Paddington in Peru」。106分。
感想
くまのパディントンとロンドンの家族がペルーを冒険する物語だ。序盤は少しもたつきがちで、ぎこちない展開になっている。これといった見どころもなく、ペルーに到着するまでが描かれる。
ペルーに着いた一行は、養護院からいなくなったおばさんを探すためにジャングルに向かう。彼らに黄金郷(エル・ドラド)の財宝を狙う男がつきまとったことで、冒険は賑やかなものになる。このあたりから徐々にエンジンが温まってきた印象で、ようやく面白くなってきた。
終盤の黄金郷を目前にしたパディントンと悪人の冒険活劇的な争いは見ごたえがあった。そしてそこに乗り込んでくる養護院のシスターがいいキャラだった。オンボロ飛行機に不安になり、「ちゃんと検査は受けているのか?」と訊ねる一家の父親に、「神の祝福は受けています」と答えたり、決死の着陸の際には朗らかに聖歌を歌ったりと、神頼みに全振りするポジティブさに思わず笑ってしまった。
これまでのシリーズのほぼ完璧といっていいほどの内容と比べるとだいぶ落ちてしまうが、それでも高いクオリティは保っている。これまでが異常に良すぎた。また、ロンドンを舞台にしたドラマから、ジャングルでの冒険活劇に内容が変わったのも、好き嫌いが分かれるところかもしれない。ただ、今後もシリーズが続くようなので、中にはこんな話があってもいい。普通に楽しめる安定感のあるファミリー映画だ。
スタッフ/キャスト
監督 ドゥーガル・ウィルソン
脚本 マーク・バートン/ジョン・フォスター/ジェームズ・ラモント
原案 ポール・キング/サイモン・ファーナビー/マーク・バートン
出演 ヒュー・ボネヴィル/エミリー・モーティマー/ジュリー・ウォルターズ/ジム・ブロードベント/オリヴィア・コールマン/アントニオ・バンデラス/(声)ベン・ウィショー/(声)イメルダ・スタウントン/マデリン・ハリス/ヘイリー・アトウェル
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前作 シリーズ第2作
