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「セーラー服と機関銃」 1981

セーラー服と機関銃

★★★☆☆

 

監督 相米慎二

 

 父親を亡くし天涯孤独となった女子高生がヤクザの組長となる。

 

 女子高生といっても今想像する女子高生とは違って子供っぽく時代を感じさせる。この30年で相当日本も変わってしまったんだなとなんだか感慨深い。

 

 女子高生がヤクザになったというミスマッチな組み合わせの妙なんだろうが、今これやったらもっとえげつない事をしそうな気もする。だけど、この映画ではヤクザの組員たちもどこか子供じみていて、みんなでごっこをやっているみたい。

 

 弱小ヤクザの組長となった薬師丸ひろ子。この年で母性を感じさせるのがすごい。これは演技力云々ではなく天性のものなんだろうが。それが彼女の魅力でもあったのだろう。そして彼女を支える渡瀬恒彦。彼だけが一人ヤクザらしく義理人情を重んじ映画を引き締めている。

 

 ストーリーにあんまりマジになってしまってはいけない類の映画なのかもしれないがあまりにも簡単に組員たちが死んで行ってしまう。ちょっと都合が良すぎるなと。そしてたかが麻薬で必死になりすぎかなと。重要な資金源なのかもしれないがそれにしてもなんでそんなにと。

 

 悪徳刑事を演じる柄本明。男前なんだけどなんか気持ち悪い。今のイメージが強いから若いってだけでなんとなくそう感じてしまう。だけど、若い頃から存在感のある演技をしていたのだということが分かる。

 

 普通の女子高生が全く別の世界をのぞいて少し大人になりましたって話。

 

出演

 

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渡瀬恒彦 / 柳沢慎吾 / 三國連太郎 / 柄本明

 

セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

 

 

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