★★☆☆☆
少女が幼い時に父親から聞いた、天国に一番近い島を目指す。
髪型やファッションの時代的な要素もあるのだろうが、原田知世が可愛いのか可愛くないのか微妙なライン。
父親が亡くなり、彼が幼い時に話していた天国に一番近い島を探しに一人で出かけるのだが、まだ高校生の少女がツアーを離れて単独で行動したり、知らない日本人について行ったり、かなり行動が危なっかしい。おとぎ話的な映画だと思って観てればいいのかもしれないが、どうしても何か犯罪に巻き込まれるのではないかと心配してしまう。
ニューカレドニアというあまり日本とはなじみのなさそうな島々だが、戦争で日本軍はこの付近とも関係している。こんなところまで日本軍は何をしたかったのだろうと、関係ないけどふと思う。
ある意味自分探し的な映画だが、こういうのって結局元いた場所に戻ってくる。探していたものは足元にあった的な。その探しに出かけて行ったことが重要なのではあるのだろうが。
監督/編集
脚本 剣持亘
製作 角川春樹
出演 原田知世/高柳良一/峰岸徹/泉谷しげる/高橋幸宏/松尾嘉代/小林稔侍/室田日出男/乙羽信子