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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ラジオデイズ」 1998

ラジオデイズ (河出文庫―文芸コレクション)

 

感想

 昔の友人というのはなかなか難しい。共有していた時間は過去のもので、その後は互いに違う時間を過ごしている。その間の様々な経験がそれぞれを成長させ、もう昔の自分とは変わってしまっている。互いの共通点もきっと少なくなっているだろうし、そうなるとただ昔話に花を咲かせるしかなくなってくる。だから同窓会などで数年に一度会って昔話をするくらいがちょうど良い。

 

 友人でさえそうなのに、あまり友人とも言えない人間と数日を過ごさなくてはならないとなると、もうこれはかなりつらい。だから、もしそんなことになりそうになったら断固断るべきだ。心を鬼にして。

 

 

 ところでこの本のタイトル、どうしてラジオデイズなのかよく分からない。あまり、ラジオは出てこなかったが。

 

著者

鈴木清剛

 

 

 

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