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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「あの歌がきこえる」 2009

あの歌がきこえる (新潮文庫)

 

感想

 最近では数日前に買ったCDのタイトルすら思い出せないのに、なんで10代の頃によく聴いていた歌は今でもよく覚えているのだろう?そしてイントロが流れただけで当時の出来事を思い出す。

 

 1970年代半ばに中学生になった主人公の高校卒業までの出来事が、当時流行った歌とともに語られる。それぞれの曲に家族や友人や学校の思い出がある。

 

 

 特に父親と親友だった男との話、「スターティングオーバー」の章がよかった。子供から大人になって長い年月が経てば人は変わっていく。けれども、変わらない、変えたくないところもあって。

 

 自分にとってこの出来事に当てはまる曲はなんだろうと考えながら読んでしまう。

 

著者

重松清

 

あの歌がきこえる (新潮文庫)

あの歌がきこえる (新潮文庫)

  • 作者:重松 清
  • 発売日: 2009/06/27
  • メディア: 文庫
 

 

 

登場する作品

いつか街で会ったなら

戦争を知らない子供たち

案山子<かかし>

好きだった人

旅人よ

風を感じて

DESTINY

いなせなロコモーション

スターティング・オーヴァー (2010 Digital Remaster)

さよなら

トランジスタ・ラジオ

 

 

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