★★★☆☆
母親からの愛情を感じられない少女が、一人の男と出会う。
干されている能年玲奈だがやはり存在感がある。彼女のおかげで映画がもっているとも言える。ただこの存在感は若さゆえの一瞬のものなのか、それとも今後も放ち続けるものなのかは分からない。それを確認できるような活動を今後も期待したい所。
映画は二人の恋愛関係を描いたというよりも、木村佳乃演じる母親との確執と和解を中心に描いたという印象。暴走族の話や恋愛の話はなにか中途半端さを感じるし、もっと言うと母娘の関係も消化不良の感がある。映像の雰囲気は結構良かったのだが。
暴走族については良くわからないのだが、夜中騒音撒き散らして走ってるのってあれ警察が巡回しているようなもんなの?示威行動?なら彼らは何を守ってるんだろう。そもそも公道は彼らのものでもないわけだし、昼間は一般車が普通に走ってるし。暴力団みたいに金銭的な何かがあるわけでもなさそうだし、意味が良く分からない。ごっこのようなものか。バイクが好きならみんなで仲良く走ればいいんじゃないの。迷惑だけど。
監督 三木孝浩
出演 能年玲奈/登坂広臣/鈴木亮平/太田莉菜/木村佳乃/小澤征悦/山田裕貴/鷲尾真知子/野間口徹/利重剛/松田美由紀