★★★☆☆
あらすじ
長い間姿を消していたロシアの暗殺者の犯行と思われる殺人事件が起こり、引退していた当時のCIA担当者が呼び戻される。
感想
リチャード・ギア演じる元CIAの男が最初から怪しくて、こんな序盤から気付いてしまうと、この後ずっと気づかないふりして観るの辛いな、と思っていたら、いきなりあっさりと正体をバラしてしまった。このあたりは意外感があって良かった。
ただそこまでバラされて、捜査にどんな意味があるのかが、分かりづらかった。どうやら自分の妻子を殺した首謀者たちへの復讐というモチベーションで捜査していたらしい。
やがて若いFBI捜査官にもその正体を気づかれるのだが、逆にそれで何十年も今までよくバレなかったな、と思ってしまった。
そして、ラストにもう一つ驚きの事実。原題「The Double」の意味が理解できた。ただ、そうなってくるとアメリカはほとんど関係ない。ロシア人たちの話をアメリカでやっているだけだった。途中で大きめの秘密を明かす方法は面白かったが、その後の尻すぼみ感が半端なかった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 マイケル・ブラント
出演
bookcites.hatenadiary.comトファー・グレイス/マーティン・シーン/ローレンス・ギリアード・ジュニア/スティーヴン・モイヤー/クリス・マークエット/オデット・アナブル/スタナ・カティック