★★★★☆
あらすじ
CIAの捜査に協力し、香港からウクライナまで女を監視するために同じ飛行機に乗り込んだ警官。
「ポリス・ストーリー/香港国際警察」シリーズの4作目。
感想
香港からウクライナ、オーストラリアと世界を股に掛けたワールドワイドな映画だ。007を意識しているのが良く分かる。基本的に英語なのもすごい。日本映画で日本人同士が英語で喋っていたら嘘くさく感じてしまうが、香港の人はどうなのだろう。香港人は英語を使う機会が日本人よりも多いはずなので、そこまで違和感はないのかもしれない。
主人公は一人の男を追うが、途中で自分自身が様々な組織の陰謀に巻き込まれていることに気づき…という若干込み入った分かりづらい物語なのだが、そんなことは気にせず、ジャッキー・チェンのアクションをただ楽しむ映画と言える。そして、それで十分満足できるレベルにしてくるジャッキーは相変わらず流石だ。
今回は脚立をヌンチャクばりの武器に仕立てて戦うシーンが凄かった。脚立が近くにあったら真似したくなるレベルでカッコ良い。その他にも大道芸でよくみるような足長の器具をつけて戦ったり、水中で戦ったりとアイデア満載のアクションだ。
しかし、高層ビルの屋外で飛び回ったり極寒の湖に飛び込んだりと、ジャッキーはきっと無茶するのが好きなのだろうなとしみじみと思った。皆に楽しんでもらおうとするサービス精神の表れでもあるが。ラストのボートで逃げた敵に追いつくシーンのアクションもクレイジー感が溢れている。見終わった後は、やっぱこの人凄いわと、しばらくしみじみと感服してしまった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 スタンリー・トン
出演
ジャクソン・ルー/アニー・ウー/トン・ピョウ
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