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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「恋人はセックス依存症」 2013

恋人はセックス依存症 (字幕版)

★★★★☆

 

 自助グループの集まりにも参加しているセックス依存症の男が、一人の女性と出会う。

 

 日本語タイトルとこのヴィジュアルイメージは、内容を誤解させて客を集めるスタイル。グウィネス・パルトローが依存症で、ちょっとサイコパス風な映画だと勘違いしてしまいそうだが、アメリカ公開時のタイトルは「Thanks for Sharing」で、ポスターはこんな感じで、さわやか。

でもセックス依存症を題材にしているのは確かなので、これだと付き合い始めのカップルが何も知らずに一緒に観て、気まずい思いをする可能性もある。ただこのポスターもよく見ると、二人の向うで男寄りにビルがそびえ立っているのが意味深ではある。

 

 セックス依存症の主人公は自助グループに参加し、仲間とともに依存症の克服に努力している。彼らは日々の努力を称え合い、衝動に負けそうな時は互いに励まし合う。集会で自身が直面している問題に苛ついているメンバー同士が口喧嘩を始め、険悪な雰囲気になりそうになった時に、すぐに八つ当たりしているだけだと認めあって、素直に互いに謝罪して和解するシーンは結構感動的だった。相手を責めるのではなく理解し、自分の非を認めることで、こんなにも簡単に美しく人は和解できる。

 

 「Thanks for Sharing」の原題通り、仲間同士が苦しい時は互いに助け合い、乗り越えていく姿に心が温かくなる。邦題はコテコテの笑いが繰り広げられるコメディ映画のようなイメージだが、実際はクスリと笑わせるような、品の良い笑いが散りばめられている。

 

 基本的には好印象な映画なのだが、時々ん?となる展開も。主人公の電話の相手を疑って携帯電話を見せるように迫り、信頼関係の問題だからと拒絶するのを強引に奪ってチェックした挙げ句、問題がないと分かったら謝罪もせずに、これはともかくあんたには問題があると別件で責める恋人役のグウィネス・パルトロウ。薬が見つからないと騒いで、薬物中毒だった息子が盗んだのではと夫に疑わせて息子と一悶着させた挙げ句、よく探したら実は薬はありました、息子を疑うなんてひどいと夫を責める妻。きっと現実世界にはよくある話だが、依存症になってしまうような人間にその仕打ちは酷すぎる。

 

 この物語の中で一番好感度が上がるのが、ジョシュ・ギャッド。最初は痴漢と自慰の依存症で自助グループにも裁判所の命令で嫌々通って、集会でも嘘をつき、小太りの体型も相まって嫌悪感しか抱かせないが、やがて一念発起して自分を変えようとし、仲間にも頼りにされるようにもなって、みるみるうちに変貌していく。救急救命医という本来のカッコいい要素も相まって、終盤はとても魅力的な人物になっている。

 

 そしてもう一つ際立っているのが、ティム・ロビンスのでかさ。今まで何作品か彼の出演をしている映画を見てきたが、こんなに大男だと思ったことはなかった。調べると195センチある。でかい。これまでは共演者との身長差は調整していたんだろうか。175センチだという主演のマーク・ラファロと並んでも、異常にでかく見えた。

 

監督/脚本 スチュアート・ブルムバーグ

 

製作総指揮 エドワード・ノートン

 

出演 マーク・ラファロ

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ティム・ロビンスジョシュ・ギャッドジョエリー・リチャードソン/アレシア・ムーア/パトリック・フュジット/キャロル・ケイン/エミリー・ミード/イザイア・ウィットロック・Jr/ミカエラ・ワトキンス

 

恋人はセックス依存症 - Wikipedia

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