★★★☆☆
あらすじ
父親が率いるローマの軍隊の象徴である黄金のワシ像が本人と共に消息を絶ち、不名誉のそしりを受ける一家。息子は一家の汚名返上のために黄金のワシ像の行方を追う。
チャニング・テイタム、ジェイミー・ベル、ドナルド・サザーランドら出演。原題は「The Eagle」。114分。
感想
尊敬していた父親が受ける汚名。しかし勝手にモノを神聖化して、それを守ったり奪ったりすることに血眼になるなんて、よく考えると馬鹿らしい。しかし、既にそういう事になってしまっているのだから、そんなの意味がないと嘯いても始まらないのが悲しい所だ。そのストーリーに沿った行動をしなければならない。
主人公は、父親と同様に軍隊を指揮することで汚名を返上するという王道を選ぶ。ここから戦いに次ぐ戦いが始まるのかと思ったら、名誉の負傷で除隊となり、あっさりと目標は絶たれてしまった。
しかし、一家の汚名に耐えられない主人公は、奴隷一人を連れて父親が消息を絶った場所へと、黄金のワシ像を探しに旅立つ。ここからは宝物を探す冒険映画のような様相を呈してくる。しかし、冒険物語としては物足りない。もう少しワクワクする要素があっても良さそうなものだが、大自然の中を前進し、時おり出会った人びとに情報を聞き出すだけだ。そして、このあたりから主人公よりも奴隷のほうがメインっぽくなっている。
やがて彼らは、アザラシ族がワシ像を持っているという情報を入手する。このアザラシ族がモヒカン風の頭にアザラシの毛皮を着て、田舎のヤンキー風でカッコいい。きっとマインドもそう変わらないような気がする。こういう形態は時代や場所を問わず、普遍的なものなのかもしれない。
最後は完全にメインになった奴隷と、彼が介護する主人公という形になってしまっていて、あまり奴隷に迷惑かけるなよと、主人公を責めたくなってしまった。
スタッフ/キャスト
監督 ケヴィン・マクドナルド
出演 チャニング・テイタム/ジェイミー・ベル/ドナルド・サザーランド/マーク・ストロング/タハール・ラヒム/デニス・オヘア/デイキン・マシューズ

