★★★☆☆
あらすじ
ある番号に電話をかけた人物が直後に自殺するという事件が連続して起こり、女刑事はその真相を探るため、夢探偵に協力を依頼する。
感想
自殺するときに一緒に死んでくれる相手を求めるなんて、そんな面倒くさい事をせずに、死にたきゃ一人でさっさと死ねばいいのにと思ってしまうが、そういうものではないらしい。実際に自殺願望者を狙った事件も起きているわけで。
自殺願望者の夢の中に入り込んで殺してしまうという仕組み自体は正直良くわからないが、刃物を使って相手に切りつける描写は観ているだけでかなり痛かった。焼却炉の中のシーンでは、見ているこちらでいろいろと想像してしまい、勝手にひとりで怖くなってしまっていた。恐怖心を煽るシーンがうまい。
悪夢探偵といいながら、主人公はビビって文句ばっかり言っており、全然探偵らしくない。なんでこんなタイトルにしたのだろう。そして、hitomiの残念な演技。ちゃんとした人が彼女の役を演じていたら、もっと爽やかな気分で映画を見終えることができたはずだ。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/出演/撮影/編集 塚本晋也
原作 悪夢探偵 角川文庫
出演 松田龍平/hitomi/安藤政信/猪俣ユキ/ふせえり/大杉漣
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