★★★☆☆
あらすじ
処方した新薬の副作用で担当する患者が殺人事件を起こし、社会的信用を失ってしまった精神科医。
感想
医薬品業界の闇を描いていく展開になっていくのかと思ったが、物語はサスペンス的な方向へと展開していった。とはいえ、医薬品業界の闇がキーとなっている。この業界は当たれば儲けが半端ないだけにやることがえげつない。開発した新薬の効果を宣伝するためやデータ採集のために、大金で医者を抱え込んでいる。
このような業界の攻勢を上手くイナしながら、適切な医療を行っていかなければいけない医者も大変だ。しかし、薬の副作用で患者が事件を起こしたら、医者が悪者扱いされるというのもなかなかつらいものがある。適切な薬を処方しなかったということになるのかもしれないが、そもそも殺人事件を起こすような副作用のある薬を認可するなよ、と思ってしまった。
あまり突っ込みどころのないスキのない映画ではあるが、肝心の事件を起こした容疑者の女の明らかになった真実がいまいちしっくりこなかった。さすがに終始演じ続けるのは無理なのではないだろうか。もし本当に完全に周囲を騙すことが出来ていたのなら、もうそれは演技ではないような気がする。「詐病という病気」と映画の中でも言ってはいるが。
スタッフ/キャスト
監督/撮影/編集
脚本/製作 スコット・Z・バーンズ
製作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ/グレゴリー・ジェイコブズ
出演
ルーニー・マーラ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/チャニング・テイタム/ヴィネッサ・ショウ/メイミー・ガマー/アン・ダウド/ポリー・ドレイパー/デヴィッド・コスタビル
音楽 トーマス・ニューマン
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