★★☆☆☆
あらすじ
アメリカの銀行の手先に、父親を共に殺された二人のメキシコ人女性が、復讐のためにコンビを組み、次々と銀行をおそう。
感想
面白くなりそうな雰囲気を漂わせながら映画は始まるのだが、どうにも忙しなく騒々しいテンポ。よく言えば「息つく暇もない」だが、悪く言えば緩急も間もなく、上っ面だけの空回りする展開。
何をそんなに急いでいるのか、それともこれがラテンのリズムなのか。何となく昔よくあったような香港映画のドタバタコメディを思い出してしまった。
ペネロペ・クルスとサルマ・ハエックという二人のラテン系の美女を主演させているのだから、そんなに焦らずもう少し落ち着いたテンポでじっくりと描いて欲しかった。もしかしたら、上映時間が100分を切るように求められていたのかもしれないが。
ストーリー自体は、ベタではあるがそんなに悪くもなく、うまくやればシリーズ化とかできそうな感じではあった。でもこの出来では、二人の美女の間で争いのだしに使われるスティーヴ・ザーンが羨ましい、という感想ぐらいしか出てこない。
スタッフ/キャスト
監督 ヨアヒム・ローニング/エスペン・サンドベリ
脚本/製作 リュック・ベッソン
出演 ペネロペ・クルス/サルマ・ハエック/スティーヴ・ザーン/ドワイト・ヨアカム/サム・シェパード
音楽 エリック・セラ