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「テイキング・ライブス」 2004

テイキング・ライブス(字幕版)

★★☆☆☆

 

あらすじ

 連続殺人犯の犯行を目撃した男からの情報を元に、捜査を進める女FBI 捜査官。

 

感想

 次々と殺した相手の人生を乗っ取っていく犯人。そしてそれを追うアンジェリーナ・ジョリー演じるFBI捜査官。なのだが、作り手の意図がよく分からない映画。どこの部分で観客を驚かせたかったのか。

 

 おそらく犯人をミスリードしたかったのかなとは思うが、でもキャスト的にも話の流れ的にも、どう考えても真犯人はバレバレ。逆に、雑に扱われているキーファー・サザーランドがなんで犯人だと間違えると思ったのか、聞きたいくらいだ。

 

 

 そして、真犯人にころっと騙されるアンジェリーナ・ジョリー。彼女が終始、人間味のないミステリアスな雰囲気だったのは、常人離れした有能さ故だと思っていたのに、実際はただの間抜けな無能だった。あのミステリアスさは何のためだったのか。それならもっと人間味溢れる捜査官にしてくれないと。よく考えるといつも同じ演技しているかも、とアンジェリーナ・ジョリーの演技力に疑問を持ってしまった。

 

 ラストは犯人に雪辱を果たす女捜査官。だけど七ヶ月もの時間と手間ひまをかけてやることか?この費用対効果というかコストパフォーマンスの悪さは何なのか。ほとんど道楽の域に達している。もっと効率的にやれよと、言いたくなった。

 

 しかも七ヶ月もの時間があった割には、一か八かの危なかっしい対策。リスク高すぎ。もうちょっと周到な準備をしておかないと。犯人が少しでも違う行動をとっていたらやられていた。

 

 ここのシーンは色んな意味で驚かされたが、オープニングは普通に驚かされた。そこから一気に20年が過ぎて本筋の話が始まるわけだが、逆に描かれなかったその20年間の犯人の物語を見たかったような気もした。

 

スタッフ/キャスト

監督 D・J・カルーソー

 

原作 人生を盗む男

 

出演 アンジェリーナ・ジョリー/イーサン・ホーク/キーファー・サザーランド/ジーナ・ローランズ/オリヴィエ・マルティネス/チェッキー・カリョ/ジャン=ユーグ・アングラード/ポール・ダノ

 

テイキング・ライブス(字幕版)
 

テイキング・ライブス - Wikipedia

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