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「パンク侍、斬られて候」 2018

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★★★☆☆

 

あらすじ

 藩内の派閥争いに乗じて取り立てられた浪人は、首領の指示に従い民衆の叛乱をでっちあげるが、収拾がつかなくなり慌てる。

 

感想

 時代劇ではあるが、「プラス」だの「パンク」だのの横文字が次々とセリフに出てくるかなり自由な世界観。そのせいもあって序盤はそれが良いのか悪いのか判断に苦しむ微妙な空気が流れていた。主人公を演じる綾野剛のアプローチが違ったのかなという気もするが、次第に慣れてきた。

 

 そんな役者にとっては難しそうなシチュエーションの中、浅野忠信が自由に伸び伸びと演じていて流石だった。えてして役者が自由に伸び伸びと演じていると、観客は置き去りにされてしまいがちだが、彼はちゃんと観客の心もガッチリと掴んでいて、めちゃくちゃ面白くて笑えた。もっと登場シーンが多くても良かったんじゃないかと思うほど。

 

 

 そんな絶好調の浅野忠信とは対照的に、北川景子は調子が悪そうだった。彼女はもう少し可愛かったと思うのだが、何故かこの映画では普段の三割ばかり可愛さが目減りしていた。それがオリジナルなのか、撮り方の問題なのかわからないが。もしかしたら役作りの可能性もある。

 

 なんでもありの自由な雰囲気やシュールな展開など、好き嫌いが分かれそうな時代劇ではあるが、個人的には嫌いじゃない。ただもう少しコンパクトにまとめて欲しかった。

 

スタッフ/キャスト

監督 石井岳龍

 

脚本 宮藤官九郎

 

原作 パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

 

出演 綾野剛/北川景子/東出昌大/染谷将太/永瀬正敏/村上淳/若葉竜也/近藤公園/渋川清彦/豊川悦司

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 パンク侍、斬られて候 - Wikipedia

 

 

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