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「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」 2009

僕と彼女とオーソン・ウェルズ(字幕版)

★★★☆☆

 

 ふとしたきっかけでオーソン・ウェルズと出会い、彼の舞台に端役で出ることになった演劇志望の高校生。

 

 まず何よりも目を引くのはクリスチャン・マッケイが演じるオーソン・ウェルズのキャラクター。傲慢でわがままで傍若無人なのだが、嫌いになりきれない魅力がある。まるでアドリブのようにその場でテキパキと演出に変更を加え、ハプニングにも臨機応変で対応し、才能も感じさせる。そして、傍若無人のようでいて実は劇団員一人ひとりの事を気にして気配りをしていたりもする。

 

 そんな彼のワンマン劇団で端役を手に入れた主人公。ただその割には、手に入れたチャンスを活かそうという熱意のようなものは描かれず、他の劇団員と駄弁ったり、年上の女性を狙ったりしているばかりなのが気になった。主人公が惹かれる年上の女性役をクレア・デインズが演じているのだが、彼女、昔は可愛かったのになぁと遠い目をしてしまった。

 

 オーソン・ウエルズのカリスマ性がいかんなく描かれているが、こういうタイプの人には必ず賛否両論がついて回る。大抵は彼の傲慢な性格に振り回された人が悪口を言うのだろうが、果たして主人公は賛否どちらに回るのだろうか。それは彼のこの先にかかっているのだろう。成功すれば貴重な経験を積まさせてもらったと感謝し、失敗したなら彼にチャンスを潰されたと悪口を言いふらす。オーソン・ウエルズではなく、主人公の今後次第というのは、なんだか不思議な気もする。

 

監督/製作 リチャード・リンクレイター

 

出演 ザック・エフロン/クリスチャン・マッケイ/クレア・デインズ

 

僕と彼女とオーソン・ウェルズ - Wikipedia

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登場する作品

ジュリアス・シーザー (光文社古典新訳文庫)

 

 

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