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「ファインディング・ドリー」 2016

ファインディング・ドリー (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

  物忘れが激しいナンヨウハギのドリーは、よみがえった断片的な記憶を頼りに、幼い頃に生き別れた両親を探す旅に出る。 

 

感想

 前作「ファインディング・ニモ」(2003年)から13年。当然前作の内容は忘れており、ドリーが登場していた事すらも覚えていなかったので、拙い記憶を手繰り寄せながら見ることになった。

 

 しかし物語はそんなブランクがあるにもかかわらず、前作を知っている前提で展開する強気のスタイル。とはいえ、ブランクを感じるのは子供のいない大人だけで、子供のいる家庭の多くはDVDやブルーレイを持っていて繰り返して観ている事だろうから、この方法はあながち間違っていないのだろう。ディズニーやピクサー作品の強みを感じさせられる。

 

 

 主人公は健忘症のドリー。何度も繰り返し同じことを聞いたり話したりして、そのくせ、ポジティブで行動的という、正直、なかなかの鬱陶しいキャラクター。それを主役に持ってくるのはすごい。そしてそんなキャラクターの長所、ポジティブで行動的な部分をピックアップして称賛する。大事なのは欠点ではなく長所であり、それぞれの長所を生かして皆で助け合うことだ、というまさに子供の教育に良さそうな内容となっている。それを説教臭くなく、自然にやっていることに軽く感動してしまう。上手い。

 

 とはいえ、やはり主人公のせいでガチャガチャした印象を受けてしまい、さらに彼女の故郷は本当にそこなの?と勝手に疑心暗鬼にもなって、いまいち集中できなかった。両親と再会するシーンも悪くはなかったのだが。

 

 それから、主人公はドリーではなく、ミズダコのハンクでは?と思わなくもなかった。

 

スタッフ/キャスト


監督/脚本 アンドリュー・スタントン

 

監督 アンガス・マクレーン

 

製作総指揮 ジョン・ラセター

 

出演(声) エレン・デジェネレス/ アルバート・ブルックス/エド・オニール/
ケイトリン・オルソン/タイ・バーレル/ユージン・レヴィ/イドリス・エルバ/ドミニク・ウェスト/シガニー・ウィーバー/ボブ・ピーターソン/アンドリュー・スタントン/ビル・ヘイダー/ケイト・マッキンノン/アンドリュー・スタントン/アンガス・マクレーン/ジョン・ラッツェン・バーガー/アレクサンダー・グールド/ウィレム・デフォー/オースティン・ペンドルトン/ヴィッキー・ルイス/アリソン・ジャニー/スティーヴン・ルート/ブラッド・ギャレット

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音楽 トーマス・ニューマン

 

ファインディング・ドリー (字幕版)

ファインディング・ドリー (字幕版)

  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: Prime Video
 

ファインディング・ドリー - Wikipedia

 

 

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  • 発売日: 2013/11/26
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