BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ハードロマンチッカー」 2011

ハードロマンチッカー

★★★★☆

 

あらすじ

 逮捕されたという知り合いの真相を探っているうちに、大きな騒動を引き起こしてしまった男。

 

感想

 主演の松田翔太が良い存在感。線の細いシルエットが、いかにもケンカが強そうなヤバい奴感を醸し出していた。その他の出演陣も豪華で、皆が良いキャラクターを演じている。中でも、どこか投げやりで、やる気があるのかないのか何を考えているのか分からない、クラブ経営の男を演じる中村獅童が印象的だった。

 

 そんな魅力的なキャラクター達の競演なので普通に面白く観られるのだが、肝心のストーリーの方はイマイチよく分からないままに進行していった。要は主人公が貸した金を取り戻そうと奔走している間に余計な事を色々してしまい、色んな人を怒らせた、という事だと思うのだが、何でそんな余計な事をしたのか、また相手も何でそこまで怒っているのか、それがよく分からなかった。そんな大ごとになる事でもないような気がしてしまって不思議な気分。

 

 

 おそらくこれは、閉鎖的で退屈な田舎に住むヤンキーに特有の、無意味なイキりや無駄なエネルギーの発散の結果という事なのだろう。それから、たかだか2万の借金の取り立てでこんな事になって馬鹿でしょ?ヤンチャでしょ?というコミカルさを演出したかった可能性もあるが、もしそのつもりだったとしたらそれには失敗している。全然笑えない話を笑いながらしている集団を見た時のような感覚。単なる暴力をヤンチャという言葉で笑って済ませてしまうような感覚。やっぱりヤンキーたちの価値観は理解できないなと、彼らとの間に大きな溝を感じてしまった。ただ、他人の事は知らないが自分の事は自分で処理する、という群れないドライな人物が多かったのには好感が持てた。

 

 この映画は監督の半自伝的な映画という事だが、それだったらちょっとカッコよく描き過ぎなんじゃないの?と思ってしまった。実際にどんな人なのかは知らないが。

 

スタッフ/キャスト

監督 グ・スーヨン 

 

原作 ハードロマンチッカー (ハルキ文庫)

 

出演 松田翔太/柄本時生/小野ゆり子/芦名星/永山絢斗/渡部豪太/金子ノブアキ/川野直輝/遠藤要/落合モトキ/石垣佑磨/裴ジョンミョン/遠藤雄弥/中村獅童/趙珉和/渡部篤郎/真木蔵人/渡辺大/真木よう子/友田彩也香/栗林里莉/白竜/神足裕司/野添義弘/玄也/成松修

 

ハードロマンチッカー

ハードロマンチッカー

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

ハードロマンチッカー - Wikipedia

ハードロマンチッカー(R15+) | 映画 | 無料動画GYAO!

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com