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「怪盗グルーのミニオン危機一発」 2013

怪盗グルーのミニオン危機一発 (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 元悪党のグルーは、悪党退治を目指す組織に勧誘され、奪われた新薬を取り戻すためにショッピングモールに潜入捜査する。

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 原題は「Despicable Me 2」。「怪盗グルー」シリーズ第2作目。98分。

 

感想

 前作では悪党だった主人公グルーも、今作ではすっかり良いパパだ。迎えた三人の養子のために誕生パーティを開いたり、ボーイフレンドの出現にヤキモキしたりしている。悪いやつであり続けるのも案外と簡単ではない。

 

 ところで主人公はCGアニメならではのデフォルメされた独特の体形をしているが、今回は簡単に折れてしまいそうな細すぎる足が気味悪く感じてしまうシーンがいくつかあった。

 

 今作では、悪党だった経験を活かして任務として悪党を探すことになった主人公の活躍と、相棒となった女性との恋模様が描かれる。物語としての真新しさは特にないが、主人公の手下であるミニオンズの賑やかしが映画を楽しいものにしてくれている。

 

 どんな状況でも無邪気にふざけ合うミニオンズの姿には、心和まされるものがある。会話が途切れがちな親戚同士の集まりも、幼い子供たちが意味なく走り回っているだけで場が持つのと同じだ。空気を読まない存在は時にありがたい。

 

 

 そして今作では、新薬によってミニオンズたちが凶悪化するのがみどころだ。まるで「グレムリン」みたいだが、彼らのぶっ壊れた感じの振る舞いが面白かった。そして次々と元に戻っていくシーンも気持ちがいい。

グレムリン(字幕版)

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 最後はすべてがきれいに収まってハッピーエンドとなる。悪党だった主人公が子供を持ち、今作では妻を持ってどんどんと普通のおじさんになっていく。だがその順番が逆なのがなんか可笑しい。

 

 音楽の使い方も良くて、安心して楽しめる映画だ。

 

 

スタッフ/キャスト

監督/出演(声) ピエール・コフィン/クリス・ルノー

 

出演(声) スティーヴ・カレル/クリステン・ウィグ/ベンジャミン・ブラット/ミランダ・コスグローヴ/ラッセル・ブランド/スティーヴ・クーガン/ケン・チョン/エルシー・フィッシャー/モイセス・アリアス/ヴァネッサ・ベイヤー


音楽 ヘイター・ペレイラ/ファレル・ウィリアムス

 

怪盗グルーのミニオン危機一発 - Wikipedia

 

 

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