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「靴職人と魔法のミシン」 2015

靴職人と魔法のミシン [DVD]

★★★☆☆

 

あらすじ

 先祖代々の歴史ある靴の修理屋を受け継いだ、しがない生活を送る男は、ある日靴の持ち主に変身できる方法を発見する。

 

感想

 年老いた母親との二人暮らしで、家と店を往復するだけの味気ない生活を送る主人公。ある日、地下に眠っていたミシンで修理した靴を履くと、その靴の持ち主に変身できることを知って、彼の生活に変化が訪れる。

 

 誰かみたいな暮らしを送ってみたいという誰にでもあるような願望を叶える物語。でもいざ変身してみると、意外と大変だったり、うまくいかなかったり。そういう部分を面白おかしく描くコメディなのだが、そんなに笑えるようなシーンは多くない。

 

 

 しかも主人公が別人に変身するという事なので、面白い所は変身後の人物を演じる役者がやってしまい、主演のアダム・サンドラーはあまり見せ場がない。アダム・サンドラーのコメディアンぶりを楽しむというよりも、設定で楽しむという映画。

 

 そんな中で、遠い昔に家を出て行った夫を恋しがっている母親のために、父親に変身してディナーを共にする、というのは良い話だった。ただ実際は親子なので、母親の愛情表現がどこまで踏み込んでくるのか、若干不安を感じないでもなかったが。

 

 クライマックスは、主人公の変身できる能力を活用して、土地の再開発業者をやっつけるという話。なかなかうまく出来ていて面白かったのだが、ちょっとあっさりし過ぎの感があった。そもそも主人公はそんなに再開発の問題に関心を示していなかったので、唐突な印象がある。この話を映画の核にして、その過程をもっとじっくりと丁寧に描いた方が面白くなったような気がした。

 

 最後はちょっとしたサプライズが待っていて良かったのだが、その後が何だかスーパーマンだとかバットマンみたいな壮大な話になり、ちょっと冷めてしまった。そこはもうちょっとこじんまりとした、ほっこりするおとぎ話、みたいな感じで良かったのでは。

 

 それに結局、主人公は何も変わっていない。女性とデートできることにはなったが、誘われたからであって自ら誘ったからではない。前向きになったわけでも、交友関係が広くなったわけでもなさそうで、そう考えると主人公の生活はそんなに変わらないのでは?と思ったりもした。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/製作 トーマス・マッカーシー

 

出演 アダム・サンドラー/ダン・スティーヴンス/スティーヴ・ブシェミ/エレン・バーキン/メロニー・ディアス

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靴職人と魔法のミシン - Wikipedia

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