★★★★☆
あらすじ
事故の後遺症で、一晩経つとその日の記憶がリセットされてしまう記憶障害の女性に恋をしてしまった男。
山田孝之、長澤まさみら、ムロツヨシら出演、福田雄一監督。2004年のアメリカ映画「50回目のファースト・キス」のリメイク作品。114分。
感想
一晩経てばその日起きた事をすべて忘れてしまう女性。主人公は彼女に何度もアタックしながらも、翌日には初対面のような対応をされてしまう日々が続く。
このあたりはよく考えると切ないことなのだが、そうは感じさせないコミカルさで描かれる。この監督特有の細かいギャグを入れていく手法がやり過ぎでなく控えめなのと、舞台が海外のせいもあるのか、それほど鼻につかず悪くないラブコメディになっている。
しかし、見ていてつくづく思うのは、この短期記憶障害という障害の大変さだ。毎朝自身の置かれた状況に驚かないといけない本人も大変だし、それに対応しなければいけない周囲も大変だ。長澤まさみ演じる女の家族のように、彼女に合わせる対応の仕方もあるのだろうが、それではいつか絶対に無理が生じる。実際にそんな障害を持つ人たちはどのようにこういった問題に対処しているのだろうか。
ハワイが舞台となっている。最初はなんでわざわざハワイでやるのだろうと疑問に思ったのだが、それなりに理にかなった理由が用意されていて、それには納得した。二人の付き合いが順調になった中盤以降は、ハワイの美しい風景が際立つようなシーンが多い。
ただ、妙に光の量が多すぎるのが気になった。終盤の大事なクライマックスでは、長澤まさみの顔に光が強く当たり過ぎて、まるで長澤まさみじゃないみたいになっていた。神秘的な雰囲気を出したかったのだろうか。
ラストは、悪くないハッピーエンドだとは思ったが、中盤で主人公が危惧していた、彼女との付き合いで生じるであろう様々な障害をどのようにクリアしたかについては、なんだか雰囲気で誤魔化されてしまったような気がしないでもない。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 福田雄一
出演
長澤まさみ/ムロツヨシ/勝矢/太賀/山崎紘菜/大和田伸也/佐藤二朗
音楽 瀬川英史
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