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「スーパーガール」 1984

スーパーガール [DVD]

★★☆☆☆

 

あらすじ

 宇宙に浮かぶ人工都市を維持するのに欠かせない不思議なパワーを秘めた石を追って、地球にやって来たスーパーガール。1978年「スーパーマン」シリーズの姉妹作。

 

感想

 姉妹作という扱いなので、「スーパーマン」に出演していたカメラマンの男が登場したり、主人公の友人が恋人ロイス・レインの妹という設定だったりと、色々と関連性を匂わせる演出がされている。主人公自体もスーパーマンの親戚という設定だ。だがスーパーマンは登場せず、どうせならもっとがっつりとしたコラボ感が欲しかったというのが素直な感想だ。関係者それぞれの思惑が色々絡むので、難しかったのだとは思うが。

 

 物語は、不思議なパワーを持った石を回収するために地球にやって来たスーパーガールと、偶然それを手に入れた世界征服を企む魔女との対決が描かれる。ただそもそも互いの目的が食い違っている時点で、ストーリーに弱さがある。世界征服を企む側とそれを阻止したい側のように、両者の立場がぶつかるのであれば、がっぷり四つに組んで戦うしかないのでどちらかを頑張れと応援できる。でも今回のように微妙に互いの目的が食い違うなら、戦う前に話し合いの余地があるのでは?と思ってしまう。交渉によってはウィンウィンの関係が築ける可能性があるような気すらしてしまう。

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 それから、終盤はそれらしくなったが、それまではまだ何もしていない片田舎のしがない占い師と高校教師が相手の戦いという構図になっていて、とてつもなくスケールが小さく、ショボい。これでは盛り上がれない。それに両者の戦いも常に間接的で、主人公が戦う相手は、魔女に操られた見えない怪物、暴走する大型作業車や遊園地の乗り物などだ。相手がモノだったり見えなかったりでは、その戦いを感情移入して見守ることは難しい。

 

 

 クライマックスはそれなりに盛り上がったのだが、その前のファントムゾーンからの脱出シーンも冗長な上につまらなくて、全体的にかなりプロットが残念なことになっている。ヘレン・スレイター演じるスーパーガール自体は可憐で可愛らしかっただけに、ものすごく勿体ない。もう一つの見どころであるロマンス要素ですら、魔女によってでっちあげられた偽の恋愛が元となっているので、これも素直に楽しめない。もっとちゃんとしたストーリーで彼女を見たかった。

 

スタッフ/キャスト

監督 ジュノー・シュウォーク

 

出演 ヘレン・スレイター/フェイ・ダナウェイ/ピーター・オトゥール/ミア・ファロー/ハート・ボックナー/ブレンダ・ヴァッカロ/サイモン・ウォード 

 

音楽 ジェリー・ゴールドスミス

 

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スーパーガール (DCコミックス) - Wikipedia

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