★★☆☆☆
あらすじ
普通の人間の生活を送っていた半神の男は、魔物が続々とやってくる事態に、神々と協力して戦うことを決意する。
サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズら出演。「タイタンの戦い(2010)」の続編。99分。
感想
神の力が弱まり、続々と魔物が地上に現れるようになった世界で、戦うことを決意したゼウスの子が主人公だ。魔物を閉じ込めるために仲間たちと行動する。
ゼウスやポセイドンといった神々や、ペガサスや異形の魔物たちが登場し、冒険の旅や激しい闘いが描かれる神話的雰囲気に満ちた物語だ。残念なのは、主人公らのやっていることがいまいちよく分からないことだ。映像的には面白いが「今彼らは何でこんなことをしているのだっけ?」という疑問が常に心のどこかに漂っていた。
魔物が出てくる蓋を閉じるため、ポセイドンの息子らと合流し、そこへ案内してくれる男を探す、という展開で、一応はちゃんと説明があるのだが、これが不親切でとても分かりにくい。しかもさらっと説明しただけでそのままどんどんと進行してしまうので、置いてけぼりにされる。
これにゼウスやポセイドンらのエピソードも加わる。当然、さらにややこしくなる。
そしてたくさんいる登場人物の撮り方が雑なのも気になる。特にアクションシーンでは「今やられたのは誰?」とすぐに判別できないことが頻繁に起きた。まず確認作業が必要となって、全然物語に没入できない。
ラストのタイタンとの戦いも、ビジュアル的には見応えたっぷりで、すごいと言ってもいいくらいだが、これまた何をやっているのかはよく分からない。気が付くと決着がついていて、爽快感はゼロだった。その後のヒロインとのロマンスも、唐突過ぎて呆気に取られるだけだった。ポセイドンの息子の三枚目キャラもピンと来ない。
スペクタルな神話的雰囲気に満ち満ちてはいるが、心は踊らない映画だ。見栄えのする予告編だけで満足するのが幸せかもしれない。
スタッフ/キャスト
監督 ジョナサン・リーベスマン
脚本/原案 デヴィッド・レスリー・ジョンソン/ダン・マゾー
原案 グレッグ・バーランティ
製作総指揮 トーマス・タル/ジョン・ジャシュニ/カラム・マクドゥガル/ケヴィン・デラノイ/ルイ・レテリエ
出演 サム・ワーシントン/リーアム・ニーソン/レイフ・ファインズ/エドガー・ラミレス/トビー・ケベル/ロザムンド・パイク/ビル・ナイ/ダニー・ヒューストン/リリー・ジェームズ/シニード・キューザック
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