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「ウソツキは結婚のはじまり」 2011

ウソツキは結婚のはじまり

★★★★☆

 

あらすじ

 既婚者と偽り一夜限りの恋を楽しんでいた独身男は、ある日恋に落ちてしまい、彼女を安心させるため、秘書に離婚寸前の妻を演じてくれるよう頼み込む。

 

 1969年の映画「サボテンの花」のリメイク。原題は「Just Go with It」。

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感想

 知り合いの異性に恋人役を頼んだら、本当に結ばれてしまったという典型的なラブコメのストーリーだ。だが嘘の妻役をやることになる秘書を演じるジェニファー・アニストンが良かった。

 

 彼女の最初の登場時は、普通にやつれた中年女性といった雰囲気で、あまり映画の内容を知らずに見始めたので彼女もこういう役をやるようになったのかと遠い目をしてしまったのだが、時間を追うごとにどんどんと魅力的になっていった。途中からはちゃんとヒロインの存在感を放つようになる。

 

 一度限りの嘘のつもりが嘘に嘘を重ねることになり、最終的にはなぜか主人公が恋人、妻役の秘書とその二人の子供、それに訳の分からない役の親戚の男を引き連れてハワイに行くことになってしまう展開は面白かった。主人公の恋愛面だけでなく、子供たちとの付き合い方なども描かれて、家族として二人が上手くいきそうなことも伝わるようになっている。

 

 

 そんな中で主人公が子供に泳ぎ方を教えるシーンは印象的だった。子どもがやる気を見せた時には、手伝う親戚の男と共に大げさなほどに盛り上げる。大の大人二人にこんな風に挑戦を後押しされたら、きっと挑戦を恐れない人間に育つのだろうなとしみじみと実感した。少なくとも否定的な言葉ばかりをかけられて育った子供とは全然違う種類の大人になるはずだ。

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 主人公の嘘にヒロインを付き合わせるだけでなく、ヒロインにも主人公を巻き込んだ嘘をつく必要性を生じさせる展開は良く出来ていた。あまりに一方的だとバランスが悪く、彼女が単なる都合のよいお人好しな女に見えてしまっていたかもしれない。彼女が嘘をつきたい相手である元同級生を演じたニコール・キッドマンの、自分が何でも中心でないと気がすまない場違いな女ぶりは笑えた。

 

 子供たちとの掛け合いなど、爆笑するほどではないがそこそこ面白く、ベタベタしないハートウォーミングなドラマもあって十分に楽しめた。長い間一緒にいたのに二人が全く互いへの気持ちに気付かなかったとかある?と思わなくもないが、そこはお約束なのであまり気にしては駄目な所だろう。

 

スタッフ/キャスト

監督 デニス・デューガン

 

原作 サボテンの花Cactus Flower: A Comedy in Two Acts (Acting Edition S.)/「Fleur de cactus」


製作/出演 アダム・サンドラー

 

出演 ジェニファー・アニストン/ニコール・キッドマン/ニック・スウォードソン/ブルックリン・デッカー/ベイリー・マディソン/グリフィン・グラック/ミンカ・ケリー

 

ウソツキは結婚のはじまり

ウソツキは結婚のはじまり

  • アダム・サンドラー
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ウソツキは結婚のはじまり - Wikipedia

 

 

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