★★★★☆
数字にうまくなるための本。
平易な文章であんまり丁寧すぎると馬鹿にされているような気になるが、嫌味にならずに分かり易く読みやすくなっている。内容もちゃんとためになる。
確かに言葉をたくさん並べられても騙されないのに、数字がたくさん出てくると混乱して訳が分からなくなることがある。なので落ち着いて数字も言葉のように扱えばいい。まずそれが分かればひとまず落ち着ける。
いろんな数字の使い方が紹介されていて、数字の表現方法など実際の仕事などで使えそうだ。これを知っていればいいようにも悪いようにも使えるなと。そして世にあふれている数字にもそのまま受け取るのではなく、その数字を使う意図を読み取ることも大事だなとも感じた。
下巻の小説仕立ては個人的にはあまり好きではないが、全体的に読みやすいようにうまく工夫されている。こういう会計とかの類の本は小難しくなりがちだけど、すんなりと読めて好感が持てる。
著者 山田真哉

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: 新書
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