BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「そこのみにて光輝く」 2014

そこのみにて光輝く

★★★★☆

 

 日々を無為に過ごす男が、ある日パチンコ屋で知り合った男の家を訪れることになる。

 

 役者陣が皆いい演技をしているが特に菅田将暉が良い。頭は悪そうだがいい奴という役を、本当に頭悪そうでいい奴に演じている。

 

 脳梗塞で倒れた父親、その世話で疲れ果てる母親、仮釈放中の息子と家族を支えるために身体を売る娘。主人公の知り合った問題しかない一家。しかし、そこから逃れるには家族を捨てるしかないというのが切ない。家族を捨てられない心優しさが、彼らを現状に留めさせる。

 

 そんな一家の娘と恋に落ちる主人公。正直なぜそんなに真剣になってしまったのか良く分からないが、初めて出会った時の二人の意味深な視線が運命的なものを表していたのかもしれない。

 

 自分の仕事や弟の仮釈放中の面倒を見てくれる男との関係など、様々なしがらみにとらわれて諦めてしまっている女に対して、一つずつそのしがらみを解いてゆこうとする主人公。様々なものが行く手を阻むがそれでもあきらめない。簡単ではないけれど、決して乗り越えられないわけではないという微かな光が漂うラスト。

 

監督 呉美保

 

原作 そこのみにて光輝く (河出文庫)

 

出演 綾野剛池脇千鶴菅田将暉高橋和也火野正平伊佐山ひろ子/田村泰二郎

 

そこのみにて光輝く

そこのみにて光輝く

 

そこのみにて光輝く - Wikipedia

そこのみにて光輝く(R15+)-動画[無料]|GYAO!|映画

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com